てっぺん!で毎日お送りしている "日美旬感"
郷土の味や景色、そこで暮らす人々を通して
"ふるさと"の魅力を紹介するコーナーです。
今週のふるさとは富士宮市、原地区。
霊峰富士の裾野に、
およそ200世帯が暮らしています。
取材に伺ったのは1月下旬。
真冬の澄んだ空気のなか
より存在感を増した富士山が
私たちを迎えてくれました。
月曜日の主人公は
白糸小6年生のみんなと、担任の磯野先生。
ミツマタ栽培発祥の地であるこの地区では
生徒たち自身が漉いた和紙で卒業証書を作っています。
ふるさとの歴史を知り、
地域の大人に助けられて和紙を作る活動が
生徒たちの心に
ふるさとを愛する気持ちを芽生えさせます。
火曜日の主人公は馬飼野英代さん。
富士山を望む蕎麦処を
20年間切り盛りしています。
開店当時から値上げひとつせずやってこられたのも、
地域とお客さんに支えられてこそ。
お客さんは家族だと、語ってくれました。
水曜日の主人公は渡辺勝さん。
棚田を20年かけて整備し、
"平成棚田"を作りました。
現在96歳、戦争の時代を生き抜き、
今も自らの足で力強く歩く渡辺さん。
言葉一つ一つが、ずっしり重たく感じました。
木曜日の主人公は笠井郡司さん。
水かけ菜の生産者。
手作業での収穫や加工には苦労するので
作り手は減っていく一方。
水かけ菜栽培を途絶えさせまいと
小学生を対象に栽培収穫体験を行っています。
金曜日の主人公は葛生紀雄さん。
雄大な富士を望む富士宮の景色に魅せられ
18年前に夫婦でこの地に移住した、写真愛好家。
富士山と共に暮らしながら、
そこに息づく人々をも、写し続けています。
今回もたくさんの
"ふるさと"に出会いました。
温かく迎えてくださった皆さん、
ありがとうございました!
ロケが終わるころ
すっかり日は落ちていましたが
月あかりに縁どられた富士山もまた
ハッとするほど美しかったです。
来週のふるさとは静岡市葵区井川、
ナビゲーターは松下アナです!