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過去の放送

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2012年8月18日放送 腰塚勇人さん(第1801回)

会場
城北小学校(浜松市)
講師
元中学校体育教師 腰塚勇人

講師紹介

1965年神奈川県生まれ。
中学教教師だった2002年、
スキーの転倒で首の骨を折り、手足の自由を失う。
しかし、周囲の人々の応援と励ましにより奇跡的に回復した経験を
「命の授業」として講演している。

番組で紹介した本

「命の授業」
著:腰塚勇人(ダイヤモンド社・税込1,260円)


ポイント第1801回「命が喜ぶ5つの誓い」

2002年の3月、私は妻とスキーに行って頭から転び、
アイスバーンに突っ込んで首の骨を折りました。
長い距離を滑り落ちてやっと止まった時、空が見えましたが
、呼吸は苦しく、手足が動かないことに気付きました。
「こんなところで死にたくない」「まだやり残したことがある、死にたくない」と思いました。

病院に運ばれ、緊急手術をしましたが、
妻が医師から言われたのは、
「旦那さんの命を救うために手術をします。ただ、成功しても、良くて車椅子ですよ」
という宣告だったそうです。

それまでの私は中学校2年生の教員をしていました。
生徒たちに向かって、「命を大切にしろ。人の命も大事だ」などと言っていました。
生徒や友人や身内の死にも会い、「命は有限」というメッセージをもらいました。
だからその人たちの分も頑張って生きることを自分に約束していましたが、
日々の暮らしの中で、どうだったかを思い返すと、嘘をついたり、
悪口を言ったり、手を抜いたりする自分がいました。

そんな中での大怪我でした。
手術が終わって天井を見た時、助かったという喜びの後に
手足が動かないことに気付いた私は「こんなことならあの時死んでおけばよかった」と思いました。

沢山の人々が支えてくれ、応援されて社会復帰ができた時に、
湧いてきた思いは、怪我をする前の私は、いつも自分のことだけを考え、
いつも「俺が俺が」と言って人を傷つけてきた、ということでした。

そして、これからはどんな行動をとればよいかを考えました。
それは「口は人を励まし感謝の言葉を言うために使おう」
「目は人のよいところを見るために使おう」
「耳は人の話を最後まで聴くために使おう」
「手足は人を助けるために使おう」
「心は人の痛みがわかるために使おう」という5つの誓いでした。

なぜかというと、入院中の僕を支えてくれた人たちがしてくれたことがまさにそれだったからです。

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