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過去の放送

過去の放送

2012年8月25日放送 木村まさ子さん(第1802回)

会場
三島市立北中学校
講師
ことのは語り 木村まさ子

講師紹介

レストラン経営の体験から、
命をいただくことを意識して食べることの大切さを、
また子育ての体験から母親が心に届く言葉(ことのは)を
子どもに語りかけることの大切さを
全国の講演会で伝えている

番組で紹介した本

古くて新しい奇跡の言葉「いただきます」
著:木村まさ子
(青春出版社 税込1,400円)


ポイント第1802回「いただきますに心をこめて」

私たちが毎日言っている「いただきます」は、とても素敵な言葉です。
「いただきます」には「そのものの命を代わっていただき、
自分の命を生き永らえさせていただきます」という意味が込められています。
これを知らない人は、お金を払っているのだから、うちの子にはいただきますを言わせませんとか、
学校などで皆がそろっていただきますと言うのを、宗教的だとか言う人もいます。

「いただきます」の原点は、お肉や魚では分かりやすいのですが、
その他のものでは分かりにくいと思います。
でも、野菜を例にとれば、野菜を作るといっても、
畑で人間がしていることは土地を耕し、うねを作り、種を蒔く、そこまでです。
あとは、土や太陽や風、雨、夜露と言った自然が育ててくれる。
決して人間が育ててはいないのです。
そのことを心にストンと入れてみると、全ては自然からのおすそわけだと思え、
素直に感謝の気持ちが湧いてくるのではないかと思うのです。

また、そのものの命と同時に、人としての大切なもの、
すなわち人が作りだすことのできないものに感謝するという思いやりにつながっていくと思います。
「いただきます」は日本にしかない言葉ですから、
海外に行った時には胸を張って日本の文化を表わす言葉として使って欲しいと思います。

「おいしい」も大切な言葉です。
これは、語尾を上げて言って下さい。
語尾を上げれば口角が上がり、笑顔が出ます。
食卓で両親の笑顔があれば子どもは安心と信頼を感じ
いろいろな話もはずんで、愛されている実感を得ることができます。

そして最後に「ごちそうさまでした」です。
牛肉を食べたなら、その牛を育ててくれた人にも感謝を込め、
出会ったことのないその人にも届くように「ごちそうさまでした」と言ってみましょう。

これらの言葉を3点セットとして、自分の心の中に住まわせ、
当たり前の言葉の一つ一つをしっかり立ち上げて、
自分に向かって声をかけ、もう一人の自分に出会ってみて下さい。

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