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過去の放送

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2012年12月15日放送 安藤哲也さん(第1817回)

会場
相良総合センター い~ら
講師
NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也

講師紹介

1962年生まれ。
出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て
2006年にNPO法人ファザーリング・ジャパン設立。
「育児も、仕事も、人生も、笑って楽しめる父親を増やしたい」と、
セミナーや絵本の読み聞かせで全国を飛び回る。
二男一女の父。


ポイント第1817回「イクメンの心得」

4年前にこの番組に出演したとき、「イクメン」と言う言葉を、
会場で知っていたのは2,3人でしたが、
2年前に流行語になって今はかなり広まってきました。

イクメンとは、「育児に積極的な男性」という意味です。
かつて日本は農村社会で男性も家事を当たり前のようにしていましたが、
産業の構造が変わり、男が外でサラーマンとして働くようになると、
地域や家の中は女性だけになり、男性が育児から遠ざかってしまいました。

ところが最近、経済不況などで男性の収入だけでは家計が成り立たなくなったり、
女性の社会進出で出産後も女性が働くケースが増えてきました。
そうした中で男女それぞれのライフスタイルに変化が起きています。

私も、3人の子どもがいて、東京に住んでいますが、
妻も働いていて、おじいちゃんおばあちゃんは近くにいません。
だから、子育ては夫婦二人でやらないと回りません。

NPO法人を作ったのも、日本の男性の中には子育ての見本もなく、学ぶ機会もなく、
どうしたらいいのか分からない人が多いので、
職場や仕事の環境を変える必要があると感じたからです。

男性が育児に参加することを認めない傾向にある40代50代の管理職世代の方にも、
意識を変えて欲しいと思います。

子どもは日々成長します。
子育ての時期はあっと言う間に終わります。

重要なのは、毎日少しでも子どもとかかわることです。
子どもはいつもそばにいてお世話してくれる人になつきます。
朝10分でもいい、関心を持って毎日子どもと接してください。

20年間連れ添って別れるという「熟年離婚」も、
子育て時期の夫の非協力が原因というケースが多くあります。

一緒に家庭を築いていると言う実感があれば、
母親も2人目3人目を安心して産もうという気にもなり、
日本の少子化に歯止めがかけられるかもしれません。
日本の将来を変えるくらいの気持ちで、楽しくイクメンにトライして下さい。

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