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過去の放送

過去の放送

2013年9月14日放送 田中ウルヴェ京さん(第1855回)

会場
榛原中学校(牧之原市)
講師
スポーツ心理学者・博士 田中ウルヴェ京

講師紹介

ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリスト。米国大学院修士修了(スポーツ心理学)。慶應大学にて博士号取得(システムデザイン・マネジメント学)。慶應義塾大学特任准教授。トップアスリートや経営者など幅広く心理コンサルティングに携わる。一男一女の母。

番組で紹介した本

*紹介した本
「成功の種を蒔く 
わが子の本気を引き出すコーピングスキル50」
著者:田中ウルヴェ京 
(講談社)


ポイント第1855回「成功の種を蒔くコーピング」

コーピングとは、ストレス対処法と言うことが出来ます。

私は、オリンピック選手やプロゴルファーやお相撲さんなどに対して
勝つためのメンタルトレーニングをしたり、
同じように営業マンの成績を上げるためのトレーニングをしたり、
また、経営者の方がどうやって部下とのコミュニケーションをとるかということの
お手伝いもしています。

メンタルには大きく分けて二つの要素があります。
ひとつはストレスにどう向き合うか。
もうひとつはどんな風にやる気(モチベーション)を出すかです。

ストレスについては、「ありません」と言う人がいますが、
目の前のものが自分にとって問題だと感じればそれがストレスです。

満員電車がストレスと言う人もいれば、
逆に人が誰もいないと不安でストレスという人もいます。
人間関係では感じないが、自分の仕事がたまっているとストレスだと言う人もいて、
何をストレスと感じるかはまちまちです。

人のストレスを聞いてあげる訓練をしてみてください。
そのときに大事なのは、決してそのストレスを評価しないこと。
そして、なぜそうなの?と聞いてあげることです。
ストレスには良いも悪いもありません。

そのように話を聞いてみると、ストレスの原因を話す人と、
ストレスによって自分がどう感じたかを話す人の二通りにわかれます。
前者は「出来事」で、後者は「反応」です。
なかには「満員電車はいらつくのでストレスだ」という風にどちらも話せる人もいます。

ストレスに対してとても効果的なのがその両方を言えることで、
これは是非お子様とやってみてください。
子どもが家に帰ってきて「今日は最悪だよ」と言ったら、
「どうしたの?何が最悪なの?」と。

子どものころからずっと見てきた我が子だから何でも分かるなどと思わないで下さい。
今どういう状態なのか、聞くことが出来れば、自分の情報にもなり、
子どももそれを話すことで心の状態に気づくことが出来ます。
そして、そのストレスは、コントロール可能なものかどうかを一緒に考えることで
とらえ方が変わります。

そして、その中で本音を聞き、互いに弱さを認め合い励ましあうことが、
本当の意味でのやる気の"源泉"を見つけるきっかけにもなるのです。

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