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過去の放送

過去の放送

2013年9月21日放送 湯川れい子さん(第1856回)

会場
小山町総合文化会館
講師
音楽評論家、作詞家 湯川れい子

講師紹介

東京都生まれ。
1960年、ジャズ評論家としてデビュー。
ラジオDJやポップスの評論・解説を手がけ、今に至る。
作詞家としても数多くのヒット曲を手がけている。
日本音楽療法学会理事、日本子守唄協会副会長。

番組で紹介した本

*番組で紹介した本
「評伝★湯川れい子 
 音楽に恋をして♪」
著者:和田靜香   (朝日新聞出版)


ポイント第1856回「音楽と生きる」

音楽って何でしょう?
私たちは体を動かしたり、
ちょっとカラオケで歌ったりすると気分が良くなることがあります。
また、国が大変な不幸に見舞われたり、戦争などが起こったりすると、
真っ先に自粛対象となるのが、歌舞音曲だったりします。
   
それは恐らく、音楽には自主性、個性、自己主張などと結びつきやすく、
好きにやっていると「あなたは自由ですね」と言われてしまうからでしょう。
でも、それだからこそ、音楽には力があると思うし、
多くの人に利用されていると、世界中を見て思います。

皆さんはいつから音を聞き始めたでしょうか?
幼稚園でお遊戯をしたのが初めの頃の記憶としてあるかもしれませんが、
胎児の頃からすでに音に影響されています。
お母さんのお腹に生命が宿って4~6週目には内耳が発達して音を聞き始めます。
聴覚は味覚や嗅覚よりも早く機能し始め、臨終のときは目が開いていなくても、
耳だけは最後まで音を聞いていると言われています。

お腹の中にいるとき、お母さんの精神状態が赤ちゃんにも影響を与えます。
お母さんがリラックスしていれば栄養も十分来るし、赤ちゃんもリラックスして育ちます。
タンポポの綿毛が風に乗って運ばれ、どこに落ちるかでその育ち方に大きな差が出ます。
脳が発達している人間はなおさら、
どんな幼児体験をしたのかはその子の一生に関わることです。

もしも、お母さんが怖い思いやおびえて生活していれば、
お腹の赤ちゃんもそうした思いを抱いて生まれてきます。
マイケル・ジャクソンは、子どもにとってファンタジーや、
夢や想像力を膨らませることが大事で、現実の恐ろしい争いや、
醜い駆け引きの世界は見せないで欲しいと、最後まで訴えていました。

60兆あるわたしたちの細胞の中には、
多くの先祖たちの様々な思いが刻まれていることを思い、
私が作詞して「きずな」という曲が出来ました。

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