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過去の放送

過去の放送

2015年4月 5日放送 東ちづるさん(第1931回)

会場
広見小学校(富士市)
講師
女優 東ちづる

講師紹介

広島県出身。
骨髄バンク、ドイツ平和村の活動支援等のボランティアを20年以上続けている。
2012年にまぜこぜの社会をめざす一般社団法人「Get in touch」を立ち上げ、理事長に就任。


ポイント第1931回「世界がブルーになる日」

「世界がブルーになる日」

1年中、国連やWHOが決めたいろいろな日があります。

10月1日はピンクリボンの日で、乳がん予防・撲滅の日。

12月1日は赤いリボンの日で、エイズの予防・撲滅の日です。

 そして、4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。

 世界中で自閉症について考え、語りましょうという日。

その日はLight it up Blueと言って、世界中がブルーに染まります。

すごいものがブルーに染まります。

ナイアガラの滝、ピラミッド、それにオペラハウスもそう、

レストランや学校や省庁もそうです。

このことを知ったのは最近で、

ニューヨークのAutism Speaksという

自閉症を考える団体に呼ばれた時でした。

そこでは13か国の人たちが活動していて、

日本からは私と専門家の先生、

それに自閉症の子を持つ親御さんと一緒に行きました。

ほかの国の参加者の中には様々な人がいて、

政治家やスポーツ選手、王室の方もいてビックリしました。

そこで、各国の事情を発表することになりました。

日本は、私が「Get in touch 」の活動についてアートや、

音楽でみんな一緒にいようね、

まぜこぜの社会にしようという活動状況について話しました。

次に4月2日のことについて話しましょうと言われたのですが、

私にはさっぱり何の事だかわかりませんでした。

 世界の各国から、報告がありました。

 自国のランドマークがブルーに染まったとか、

翌日の新聞の一面がブルーだったとか、

ニュースキャスターがブルーの服でニュースを読んでいたなど。

 日本はというと、調べてみたら、

東京タワーや全国各地の城がブルーにライトアップされていたのです。

 でも、啓発活動はどうなっていますかと聞かれても、

答えることが出来ませんでした。

 他国はものすごかった。

 映画やテレビで活躍する有名人、著名人、スポーツ選手たちが、

自分の子が自閉症ということをカミングアウトして、

コマーシャルに出て、「私の孫、最高!」とか「僕の子供ユニーク!」とか

堂々と胸を張ってしゃべっている。とてもカッコ良かった。

 今私たちは、「Warm Blue Day」と名づけて、

わくわくイベントを開催しています。

 施設や学園に出向くのではなく

自閉症の人たちが出てきてくれる所を作り、

新しい人間関係を作ることを呼びかけています。

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