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過去の放送

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2015年4月19日放送 東ちづるさん(第1933回)

会場
広見小学校(富士市)
講師
女優 東ちづる

講師紹介

広島県出身。
骨髄バンク、ドイツ平和村の活動支援等のボランティアを20年以上続けている。
2012年にまぜこぜの社会をめざす一般社団法人「Get in touch」を立ち上げ、理事長に就任。


ポイント第1933回「まぜこぜの社会を目指して」

今日はゲット・イン・タッチという言葉を覚えて帰って下さい。

つながりましょうという意味ですが、

勢いと明るさがあるのでこれを一般社団法人の名前にしました。

 このテーマは、だれも排除しない社会を目指す、ダイバーシティです。

意味は、多様性社会。

いろんな人たちを寛容に受け止めて尊敬し合うという言葉です。

赤ちゃんも、高齢者も、患者と呼ばれる人も一緒の社会です。

欧米の空港に行くと色々な人がいます。例えば車いすの人。

一方、日本では、よく言う健常者しか町に出ていません。

欧米と異なり、まぜこぜでないのです。

あの「お・も・て・な・し」のように、

「MA・ZE・KO・ZE」が世界に通用する言葉になればいいなと思います。

そしてマイノリティという言葉がなくなればいいと思っています。

普通なんてない、皆どこかしら特性があるのです。

障害という言葉、差し障る害って何でしょう?

健常者は常に健やかですか?そんな人はいません。

いつか高齢者になり、いつか患者と呼ばれる人になるかもしれません。

いつ障害者と呼ばれる特性を持つようになるかも知れない。

何らかの特性を持って生まれた、

あるいは生まれてから何らかの特性を持つようになった人を

「障害者」と呼ぶのはおかしいと思います。

WHOも、ある特性を持った人たちが何らかの不具合や

生き辛さを感じるのは、社会に問題があると言っています。

私もその通りだと思います。

私はそういう状態になった時に何かを我慢して、

自分らしく生きられないのは嫌だと思い、

音楽やアートでみんなが集まれる活動を始めました。

例えば、アートで彼らに、課題を設けて描いてもらいますと、

いわゆる紋切り型でなく、ハートをわし掴みされるような作品が出てきます。

それを見に来た人たちに投票してもらいコンテストを行っています。

そしてその作品をビジネスにします。

ある人は「障害者の絵に優劣をつけるのですか」と聞きますが、

私は「つけます」と答えます。

傷害者に対しての社会的な福祉はあるべきですが、

そこから先のビジネスや才能やチャンスは人それぞれなのです。

施しではなく、チャンスがほしいのです。

 

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