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過去の放送

過去の放送

2015年9月20日放送 セルジオ越後さん(第1952回)

会場
大富公民館(焼津市)
講師
サッカー解説者 セルジオ越後

講師紹介

1945年ブラジル・サンパウロ市生まれ。
18歳の時、サッカーチーム「コリンチャンス」とプロ契約。
1972年来日、全国各地で延べ60万人以上の少年にサッカーを指導する。
アイスホッケー「日光アイスバックス」シニアディレクター。


ポイント第1952回「これからの日本スポーツ界」

2020年にオリンピック・パラリンピックが終わると寂しくなりますが、

次の年から私たちはどうすればいいのでしょうか。

大きな宿題が残っているのではないでしょうか。

最近いろいろな言葉が気になります。

少子化、高齢化社会。結婚する人も減っています。

そうするといろいろな意味でバランスが崩れます。

高齢化社会で、若い人の負担とか、国の補償はどうなるのかと、

毎日のように話題になっています。

オリンピックが来るのに、

スポーツ界では少子高齢化問題を議論しないのです。

子どもが少なくなったらスポーツをする人も減る。危ないことです。

子どもが大人になってスポーツをプレーするようになるのです。

ここを真剣に考えるべきです。

補欠と言う言葉がありますが、

私の母国ブラジルにはない言葉です。

スポーツにあってはならない言葉だと思います。

ブラジルでもリザーブはありますが補欠はないのです。

サッカーの場合、補欠はスタンドで観戦するだけです。

「少子化」なのに「補欠」がいることがおかしいと思います。

人数が少ないのに「使わない」のはもったいないと思いませんか。

それは競争のレベルを下げているだけです。

個人種目には補欠がいません。

そういえば日本は個人種目に強いですね。

テニスの錦織選手や卓球などがいい例です。

補欠というのは、子どもがたくさん生まれて学校が足りない国や、

卒業生がいっぱいなのに景気が悪くて就職がないときに発生するものです。

オリンピックはパラリンピックとセットになっています。

招致運動の時、あの右足のない女性(佐藤真海さん)のプレゼンが感動的でした。

しかし日本は障碍者スポーツに対する意識がまだ遅れています。

ロンドンオリンピックが終わっても、東京招致がまだ盛り上がらないので、

ロンドンオリンピックのメダリストを銀座でパレードさせたら

50万人が集まって

オリンピック招致への支持率が上がったという出来事がありました。

でも、あの時まだロンドンのパラリンピックは始まっていませんでした。

パラリンピックが終わってもパレードは開催されませんでした。

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