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過去の放送

過去の放送

2016年2月14日放送 平光雄さん(第1972回)

会場
吉永第二小学校(富士市)
講師
社会教育家 平光雄

講師紹介

1957年生まれ。
3年間の浪人生活を経て1979年青山学院大学入学。
1983年、愛知県で小学校教諭となり、
以後32年間小学校「担任教師」を続け、
2015年4月に独立。
現在は社会教育家として講演、執筆活動を主な活動としている。

番組で紹介した本

「悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話」 著者:平光雄(致知出版社)

ポイント第1972回「夢を実現する子を育てるために」

自分の子が夢や志を実現できる子であって欲しいと、

親なら誰もが思うことでしょう。

保護者の方の集まりで「どんなお子さんにしたいですか?

ひとつだけ形容詞を選んでください」と聞きますと、

皆さんあれこれ迷います。ゴールが見えていないのです。

人気がある答えは「明るい子」とか「優しい子」とか「賢い子」などですが、

子育ての目的を改めて考えてみると、

1人で生き抜いていくのが究極の目的であり、

1つだけ選ぶなら「強い子」または「逞しい子」ではないでしょうか?

たぶん100年前の親ならそのように即答するでしょう。

それでは何に対して強く逞しいのかというと、失敗や挫折、壁に対してです。

グリーフデュケーション(悲しみの教育)と言う言葉をご存知でしょうか?

誰にでも起こる親しい人との別れを、前もって学習しておこうというものですが、

これと同じことが挫折や失敗と言うものにも有効なのです。

多くの人は、努力と成長と言うのは正比例すると思い込んでいます。

幼稚園前のシングルエイジの子どもはそうかも知れませんが、

小学校に入るとそうはいきません。

努力してもなかなか叶わないことを当然と思わずに、

おかしいことと思ってしまうと「自分はもうだめだ」と感じてしまいます。

スポーツの世界でもプラトー(高原)と言って、

技術の上達は一直線のグラフではなく、

階段のように一定の時期止まることがあります。

どんなに努力してもそういう時期が来るのです。

これを知っていることで救われたアスリートはあまたいると思います。

挫折や失敗や伸び悩みは極めて普通に起こるのだと

知っているかどうかが大切で、

それによってこの時期をうろたえることなく過ごせるのです。

これを教えるのにとてもいい材料があります。

それは偉人伝です。

どんな偉人もまっすぐに伸びて偉人になった人はなく、

むしろどの偉人も大きな挫折や失敗を経験している。

エジソンの1万回の失敗、リンカーンの落選の連続などが良い例です。

何事もまずは「よーし(やるぞ)」から始まり、「(実際に)やる」、

「続ける」、「壁、失敗、挫折(にぶつかる)」、「(でも)あきらめない」「(さらに)続ける」。

その結果、偉人が生まれるのです。

偉人になるために必要なのは、「あきらめないで」「続ける」ことなのです。

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