2011年3月 5日放送 大谷由里子さん（第1728回）
- 会場
- 大淵中学校（富士市）
- 講師
- 人材活性プロデューサー 大谷由里子
講師紹介
１９６３年奈良県生まれ。
吉本興業で故・横山やすし氏のマネージャーをつとめ、
宮川大助・花子などを売り出す。
現在、年間３００回を越える講演・研修をプロデュースし、
自らも全国で講演・研修を精力的に行っている。
番組で紹介した本
「出会い力」の磨き方
著者：大谷由里子
発行：ＰＨＰ研究所（税込１，０５０円）
第1728回「出会い力の磨き方」
私は、「出会い力」にこだわっています。
出会うきっかけは、何と言っても、コミュニケーションです。
コミュニケーションも技術だと思いますが、会話の基本は何でしょうか。
共通点を見つけて、話をふくらますという事です。思い出してください。
子どもの時、周りの人とすぐ友達になりませんでしたか。
お互い一生懸命、共通点を見つけ出していたと思います
。ところが、年をとればとるほど、防衛本能が働き、
何から話していいのか分からないという大人が多くいます。
会話の基本で、覚えておくと便利な言葉があります。
「きどにたちかけし衣食住」です。「き」は季節、「ど」は道楽、趣味です。
趣味があえば、話は広がります。「に」はニュース、「た」は旅です。
どこへ行ったのかは興味がわきますね。「ち」は知人、「か」は家族です。
友人の話、夫や子どもの話は、お互いの距離が縮みます。
「け」は健康で、「し」は仕事の話です。
そして「衣食住」は、ファッション、グルメ、住まいです。
コミュニケーションは、バリエーションです。切り口が多くあればあるほど、誰とでも話せると思います。そして、大切なのは、誰にどんな話をするかです。自分の好きな話題ばかりではなく、誰にどんな話をすれば、コミュニケーションが成り立つかを考えてください。コミュニケーションがとれればとれるほど、いい人間関係が生まれ、人生に生かされると思います。
