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過去の放送

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2017年7月23日放送 和合亮一、玄侑宗久、柳美里さん(第2042回)

会場
飯舘村交流センター(福島県)
講師
 和合亮一、玄侑宗久、柳美里

講師紹介

■和合亮一(詩人)
1968年福島県生まれ。福島県で国語教師を務める傍ら詩人として活躍し、中原中也賞や晩翠賞などを受賞。東日本大震災の直後からツイッター上で連作詩「詩の礫」を発表し話題に。合唱曲の作詞や公演、朗読活動を行っている。

■玄侑宗久(僧侶・作家)
1956年福島県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。現在は福聚寺住職の傍ら、客員教授や通訳などを務める。2001年「中陰の花」で芥川賞受賞。2014年東日本大震災の被災者を描いた短編集「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

■柳美里(作家)
1968年茨城県生まれ。高校中退後、ミュージカル劇団に入団。役者、演出助手を経て、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年に「魚の祭」で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞し1997年「家族シネマ」で芥川賞を受賞。近著に「ねこのおうち」。


ポイント第2042回「あの日から6年たって思うこと」

福島県在住の三人の文化人に

発生から6年を経た東日本大震災について伺いました。



玄侑 ―

もともと人は、

それぞれの生き方を持っているという大原則がありますが、

ああいった大きな災害が起こると

人どころか村や町が一括りに「地域」として扱われます。

そこには人それぞれという考えが全くありません。

それが6年経ったことで

「人はやっぱりそれぞれの生き方があるんだ」

という思いが戻ってきたと感じます。

環境・世代そして放射能についても、

一括りにして考えられてきた時期があったと思うのですが、

その部分を冷静に見られるようになってきたと思います。



柳 ―

私は2012年から南相馬の臨時災害放送局で

ラジオ番組を始めました。

今も続いていますが、五百人ほどの地元の人の声を聞いてきました。

その中で思うのは、玄侑さんのお話と重なりますが、

南相馬に住んでいる人々の生活は一人一人違うのに

「福島」や「南相馬」という言葉で一括りにされているという事です。

原発事故後、一括りで物事を考えようとする力に抵抗するには、

一人一人のお話を聞いて、

この地で丁寧に暮らしを営む事が大切だと感じています。



和合――

震災発生により一括りで考えられていた「福島」。

6年を経て、一括りではなく今後それぞれの生活へ進むには、

そして子どもたちに見せたい自分たちの後ろ姿は

どうあるべきなのか、考えてみましょう。

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