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過去の放送

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2017年12月10日放送 田中ウルヴェ京さん(第2060回)

会場
第一地区センター(沼津市)
講師
スポーツ心理学者・博士 田中ウルヴェ京

講師紹介

ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリスト。米国大学院修士修了(スポーツ心理学)。慶應大学にて博士号取得(システムデザイン・マネジメント学)。慶應義塾大学特任准教授。トップアスリートや経営者など幅広く心理コンサルティングに携わる。一男一女の母。

番組で紹介した本

「10分間メディテーション  毎日できるミュージック・ケア」 監修:田中ウルヴェ京(株式会社デラ)

ポイント第2060回「メディテーションの力」

「メンタル」という言葉を聞いて皆さんは体のどの部分を想像しますか?

まさか足の先を想像する方はいませんよね。

大体の人が「胸」、あるいは「頭」を想像されると思います。

「メンタル」という言葉をパソコンで画像検索すると

大きくわけて二つの画像が出てきます。

一つは心臓、つまりハート、心です。

そしてもう一つは脳、つまり思考と感情です。

メンタルとは考える事、感じる事であり、

「メディテーション」はこの部分に対して働きかけるスキルなのです。

我々の脳は皆、既に疲れています。

どんな時に脳が疲れ、ストレスを感じるでしょうか?

人それぞれだと思いますが、トップアスリートでもサラリーマンでも主婦でも

共通しているのが「情報化社会によって起こるストレス」だと言われています。

これは今世紀に入ってから始まったもので、

私達が触れなくてもいい情報に必要以上に触れるようになってしまった事が原因です。

ほんの数十年前まではご近所の事だけ、

あるいは東京の事だけをニュースで知る程度だったのが、

今は世界中で起こっている情報が瞬時に入ってくるようになりました。

これはいい事でもあるのですが、一方悪い事として不必要な情報や、

自分にとっては良くない情報も溢れているという事です。

目で見る、耳で聞く情報があまりに溢れていると、

何となく嫌な感情がつまってきたりモヤモヤといろんな事を考えるようになったりします。

この様に、何か訳の分からない事で頭がいっぱいになった時、

脳は疲れストレスを感じるのです。

そしてこの時必要となるのが「メディテーション」です。

「メディテーション」は、日本語で言うと「瞑想」の事です。

「瞑想」と聞くと宗教的だと感じられるかもしれません。

しかし1980年代に医学的、心理学的に

メディテーションについて様々な研究がなされました。

その結果、メディテーションを一定期間以上続けると

人間にとって何かいい影響が生まれることがわかりました。

簡単に言うと、「脳がリセットできる効果があるらしい」という報告がされました。

メディテーションが思考と感情をどうリセットしてくれるのか、

この「リセット」に焦点をあてて考えてみたいと思います。

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