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過去の放送

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2018年2月11日放送 河村都さん(第2068回)

会場
御殿場市民交流センターふじざくら(御殿場市)
講師
子育てアドバイザー 河村都

講師紹介

東京都生まれ。幼稚園教諭を経て「おかあさんといっしょ」の
「うごけぼくのえ」コーナーのお姉さんとしてレギュラー出演。
企業で24年間人材教育に携わった経験を生かし、
現在は教員研修や保護者向け講演など幅広く活動。

番組で紹介した本

『子どもを伸ばす「いいね!」の言葉「ダメ!」な言葉』 著:河村都(講談社)

ポイント第2068回「自立心を育てる」

「自立する」という事は大人でも難しい事です。

子どもに自立心を求めるのはもっと難しい事ではないでしょうか。

それでも、大人になるまでに自立心が育つよう

子どもを導いてあげる方法はあると思います。

それは勉強やネットの世界から学ばせるのではありません。

楽しい事、面白い事、スリリングな事など、幼いうちに様々な実体験をさせる事です。

するとその体験の中から子どもは何がやりたいか、

何をしている時が楽しいかを感じ、その道を究めようとします。

ところがお母さんは忙しくて、大切だとわかっていても

なかなか子どもに実体験をさせることができないのが現状です。

一日の中で一番多く子どもに掛ける言葉は何かわかりますか?

「早くしなさい!」です。

時間や予定に追われ、大人も子どもも忙しいのです。

そんな忙しいお母さんに、子どもの自立心を育てる三つのポイントをお伝えしたいと思います。

一つ目は「他の子と比べない」事です。

「隣のお子さんは落ち着きがあるのに」

「周りの子は塾に通っているのにうちの子はまだ勉強に興味がない」など、

他の子と違う所が気になって比べてしまうことがあると思います。

比べるのであれば、昨日あるいは一週間前の我が子と比べて

「今日はすごく良くなったね」と成長や変化を褒めてあげる事がいいでしょう。

二つ目は「重い荷物を背負わせない」事です。

今の子どもは「夢」「期待」「要望」などが詰まった重い「リュック」を背負っています。

重い荷物を背負わせると子どもは反り返って前が見えません。

その荷物を外してあげると子どもは自分自身の眼で前を見て歩いていく事ができます。

つまり自分で考える事に繋がるのです。

そして三つ目は「子どもはみんなリバーシブル」だという事です。

子どもには表と裏の顔があります。

お母さんはどうしてもいつも見ている表だけを見て他の子どもと比べます。

「いたずらっ子」だというレッテルの裏には「優しい子」だという側面もある事を

子どもは親に知ってもらいたいと思っています。

忙しい日々を過ごしていても、子どもの寝顔を見るとホッとしますよね。

一日を振り返って反省することもあるでしょう。でもそんな必要はありません。

子どもの命を一日守ったのですから、それだけでお母さんは合格です。

お母さんがいつも笑顔でいる、そんな安心感に包まれて子どもはすくすく育っていくと思います。

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