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過去の放送

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2018年9月23日放送 親野智可等さん(第2097回)

会場
浜松学院大学付属幼稚園(浜松市)
講師
教育評論家 親野智可等

講師紹介

1958年静岡県生まれ。公立小学校で23年間教師を務める。
教育現場で親が子どもに与える影響の大きさを痛感。
教師としての経験と知識を子育てに役立ててもらいたいと
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発刊し、評判となる。


ポイント第2097回「効果抜群!ほめ方のコツ」

私は23年間教員生活を通して様々な先生や生徒、親御さんを見てきました。

そこで感じたのは、子どもを伸ばしたいと思ったら「ほめるのが一番だ」という事です。

親は自分の子どもの成長に期待を持つものです。

何でもできる完璧な子どもであって欲しいと願っています。

だから子どもを叱る回数が増えてしまいますが、

それでは子どもの自己肯定感はボロボロです。

子どもは誰しも

「どんな自分でもほめてもらいたい!認めてもらいたい!」

こういう気持ちを持っています。

これは無条件に自分の存在を肯定して欲しいと思っているからです。

では、どのようにほめるのか?具体的に例を挙げてみましょう。

まず「嘘でもほめる」という事です。

これは「できたらほめる」のではなく、「できる前にほめる」という方法です。

私がある地方でローカル番組を見ていたら面白い場面が放送されました。

その番組は親子で料理を作るという内容でした。

数組の親子が野外でカレーを作っていました。

最初に画面に映ったのは子どもをよく叱るお母さんでした。

子どもがカレーを混ぜている時、

「こぼしてるわよ!もっと集中しなさい!だらしがないわね!」

と言いました。しばらくすると今度は

「上ばかり混ぜていないで下も混ぜなさい!味が全体に染みないわよ!」

と言いました。子どもはやる気を無くしながらカレーを混ぜています。

それを見たお母さんは「やる気が無いならやめちゃいなさい!」

と叱りました。私はテレビに向かって

「お母さん、子どもがカレーを楽しく作ろうとしないのはあなたのせいですよ。」

と突っ込みました。

しばらくして今度は別のお母さんが映りました。

普通にカレーを混ぜているだけの子どもに向かって「上手だね!」とほめました。

そして「こぼさずにできてるね。」とほめたのです。

すると子どもが「うん!」と言いました。

実際は少しこぼれていましたが、お母さんにそう言われてから

カレーがこぼれないようにゆっくりかき混ぜ始めたのです。

嘘でもほめると子どもはプラス思考で行動します。

コツさえ知っていればうまく子どもをほめる事ができるのです。

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