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過去の放送

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2018年10月14日放送 吉岡たすくさん(第2100回)

会場
テレビ静岡 スタジオ(静岡市)
講師
児童文化研究家 吉岡たすく

講師紹介

大阪で小学校の教諭・校長などを40年以上務める。
幼児教育と童話を研究するかたわら
執筆活動と全国各地での講演活動を続けた。
番組開始当初からレギュラー講師を22年間務め、
小学校教師の経験を元に独自の子育て論を展開。
1998年に番組を降板し、2000年5月逝去。


ポイント第2100回「吉岡たすく名作選 ~子どもの魅力~」

1977年の番組放送開始から2100回目を迎えたテレビ寺子屋。

今回は20年以上レギュラー講師として活躍された

故吉岡たすく先生の放送を名作選として振り返ります。

テレビ寺子屋の講師をする前は、

大阪で40年にわたって教師を務めた吉岡先生。

ところが吉岡先生は元々子どもが好きで教師を目指したわけではなかったようです。

幼少期に親戚の元を転々とした吉岡先生は、中学生の頃から祖母の手で育てられました。

貧乏だったため奨学金がもらえる師範学校を祖母から勧められ、試験を受けて進学します。

しかその奨学金は、卒業後3年間教員生活を務めることが条件で返済免除になるものでした。

金銭的な背景があってスタートした教員生活でしたが、

なんと校長になって退職するまで40年あまり続きました。

学校で子どもたちと過ごした時間にはテレビ寺子屋講師としての

吉岡先生の源となるエピソードが溢れているようです。

ある日の朝、吉岡先生が教室に入ったとたん

一人の子どもが「ひどい顔!」と先生の顔を見て言いました。

吉岡さんは顔を変えるため、校庭で鉄棒をして再び教室に戻ると

「いつもの顔」だと受け入れられました。

なぜ最初は「ひどい顔」と言われたのか、

それは朝の職員会議で揉め事があり、

気持ちを切り替えられないまま教室に向かってしまったからでした。

子どもは顔からその人の心の状況がわかるようです。

子どもの観察力の鋭さに驚かされた吉岡先生はそれ以来、

自分が今どんな顔をしているか気をつけるようになります。

またある時、子どもたちに吉岡先生の似顔絵を描かせる授業を行いました。

よく子どもから動物に似ていると言われていたそうですが、

この時はある子どもが吉岡さんの顔を意外なもので表現しました。その意外なものとは?

最後は、背中にひどい火傷の跡が残っている小学一年生のミキオ君の話です。

身体検査の前日、ミキオ君のお母さんから相談がありました。

火傷の跡の事を他の生徒にからかわれないように、なんとか配慮して欲しいとのことです。

吉岡先生はクラスの皆に勘付かれない様に計らい、

ミキオくんだけが後から一人で身体検査を受ける事ができました。

万事うまく済んだと思っていた吉岡先生でしたが、

その後思いがけない方向に事が進んでいきました。

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