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過去の放送

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2011年6月 4日放送 藤原和博さん(第1740回)

会場
豊田南小学校(磐田市)
講師
教育改革実践家 藤原和博

講師紹介

1955年生まれ。
1978年東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。
2003年より5年間、東京都内では義務教育初の
民間人として、和田中学校校長に。
著書「坂の上の坂」は12万部を超えるベストセラー。


ポイント第1740回「正解主義から脱しよう」

21世紀の成熟社会になって、仕事や家庭など、
あらゆる状況の中で起こる出来事に対して、
正解は一つではないといわれるようになりました。
そして、最適な答えを見つけ出すのには、
自分の知識、経験を駆使しなければなりません。
その時に必要なのが、情報の編集力です。
では、この編集力を鍛えるのにはどうしたらいいのでしょうか。

授業で「わかる人は」と聞かれた時、
正解が思い浮かばなければ答えてはいけないと
思い込んでいる人が多いと思います。
せっかく頭の中にはアイデアがあるのに、
今までの正解主義の呪縛にはまっているのです。

では、会場の皆さんに編集力をつける授業を体感してもらいましょう。
皆さんは、タイヤメーカーの社長です。
タイヤを新しく開発することになりました。
三人で組んで、色々アイデアを出し合ってください。
一人の考えより、知恵を交流することが大切です。

その時に大事なのは、四角いタイヤとか、空を飛べるタイヤとか、
馬鹿げていると思われるような答えをどんどん出すことです。
最初に真面目な意見が出ると、そこで止まってしまい、知恵出しになりません。
そして、馬鹿げたアイデアを非難せず、賞賛するのです。
そうすることによって脳が活性化し、繋がっていきます。

皆さん、どうですか。
他人の意見を聞いて、思いもよらなかったアイデアが出ませんでしたか。
間違いなく脳が働いたのです。
こういう授業を学校で行なってもらいたいと思っていますが、
家庭でもどんどん子ども達に仕掛けてください。

そして、どんな答えにも「バカだなあ」と言わず、
「いいね、いいね」と賞賛してください。
そうすることによって、子ども達の情報編集力がどんどんついてくると思います。

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