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過去の放送

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2011年8月13日放送 尾木直樹さん(第1750回)

会場
湖西市民会館
講師
教育評論家 尾木直樹

講師紹介

1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、
教師として22年間子ども主役の教育を実践。
その後大学教員に転身し22年教壇に。現在は
法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長。

番組で紹介した本

尾木ママの「叱らない」子育て論
著:尾木直樹
発行:主婦と生活社
(税込1,000円)


ポイント第1750回「正しいほめ方とは」

今日は「正しいほめ方」について、皆さんと考えたいと思います。

子どもをほめる事は、大事だと理解しているはずですが、
この一週間を振り返って、お子さんをほめた方、手を上げてくれますか。
(会場挙手)意外と手は上がりませんね。
では、この一週間でお子さんを叱った方、手を上げてください。
(会場挙手)圧倒的に叱った方が多いです。
現実の生活では、叱る方が前面に出てきますが、
お子さんをほめたり、叱ったりすることは、親子の絆を深めるうえで、大切なことなのです。

年齢で考えると、親子にとって0歳から2歳までが、
基本的信頼が形成される、大事な時期です。
ちょっと前まで、抱き癖がつくから、あまり抱くなと言われていました。
しかし、今では脳科学者も言っているように、
抱くことによって、親子の信頼関係が形成されるのです。
言葉が分からなくても、おっぱいをあげるときや、おしめを換えるとき、
赤ちゃんに触れながら、語りかける事が大事だとわかってきました。

言葉がわかるようになったら、どんなほめ方をしたらいいのでしょうか。
「100点満点で5点をとってきても、ほめた方がいいのですね」と言った方がいました。
どんな場面でもほめればいいと、勘違いしているのですね。
5点をほめたら、子どもは馬鹿にされていると感じます。
こんな場面では「どうしたの」と理由を聞いてあげることです。
そうすると、なぜ5点だったか、原因が分かります。
そして、辛いのは5点しかとれなかった本人なのですから、
お子さんの話に相槌を打つことを忘れてはいけません。
叱られなかったお子さんは自分の辛さを親が理解してくれたことで、元気が出てくるはずです。

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