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過去の放送

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2011年8月27日放送 尾木直樹さん(第1752回)

会場
湖西市民会館
講師
教育評論家 尾木直樹

講師紹介

1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、
教師として22年間子ども主役の教育を実践。
その後大学教員に転身し22年教壇に。現在は
法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長。

番組で紹介した本

尾木ママの黙ってられない!
著:尾木直樹
発行:KKベストセラーズ
(税込1,100円)


ポイント第1752回「本当の言葉かけ」

親子の「言葉かけ」について、考えてみましょう。
まず、声かけに使ってほしくない言葉があります。
一つは「ダメ」です。
ついつい使っている言葉だと思いますが、
その時の自分の表情を思い出してください。
1歳の幼児の心理実験があります。
机の上に好きなおもちゃを置き、そばでお母さんが微笑んでいると、
ほとんどの幼児がおもちゃを取りに来ます。
お母さんの表情を見て安心しているのです。
お母さんが怖い表情をしていると、誰も取りに来ません。
表情を見ながら子どもは行動しているのですね。

「ダメ」を使わないとしたら、どうしたらいいでしょうか。
危ないもので遊んでいたら、なぜ危ないのか、
理由を説明することと、こちらの方が安全よと、
具体的に代替になるものを示すことが大事です。
その時のお母さんの表情はにこやかで優しいはずです。

使ってほしくない言葉のもう一つは「早く」です。
よくお母さんたちは使いますよね。
でも、その時の子供の状況を観察したことがありますか。
玄関で靴が履けずモタモタしている時、
子どもの目線に立って見てみると、靴紐が結びにくいとか、
必ず理由があり、発見があると思います。
どうしたのと聞いて、原因を見つけてください。
そうすることによって子どもは、ものすごく安心します。
子どもが安心すると、色々な事に挑戦する意欲的なお子さんになります。             
使ってほしくない言葉を二つ紹介しましたが、
積極的に使ってほしいのが、感謝の言葉「ありがとう」です。
1日に3回は使ってください。
感謝の気持ちこそ、前に進む一歩だからです。
どんなに辛くても、感謝の気持ちがあれば、元気になり、パワーが出てきます。

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