2011年12月 3日放送 ルー大柴さん(第1765回)
- 会場
- 相良総合センター い~ら
- 講師
- タレント ルー大柴
講師紹介
1954年東京都生まれ。
2007年に歌った「MOTTAINAI~もったいない~」を
きっかけに環境活動に積極的に取り組む。
2010年7月に山野美容芸術短期大学客員教授就任。
趣味の茶道では遠州流準師範の肩書も持つ。
第1765回「私のもったいない」
私がエコ活動を始めたきっかけは、
「MOTTAINAI~もったいない~」という歌を歌ってからです。
せっかくだから自分でもやらなくてはと、
「マイ箸」「エコバッグ」「鉛筆サック」をいつもカバンに入れています。
文字などを書くのも裏紙を使います。
楽屋では照明をこまめに消し、台本はメールでもらうようにしています。
「マイ箸」など、カッコつけてると言われないかと最初は抵抗がありましたが、
ある時、宇都宮の立ち食いそば屋で「マイ箸」を使ったら、
お店のおばちゃんが初めて見たと感動してくれ、とても嬉しくなりました。
最近では富士山の樹海に清掃活動に出かけました
。使った注射器、タイヤ、ベビーカー、昔のLPレコードなど、
様々なゴミが無造作に捨てられていました。
それも道路からちょっと入っただけのところです。
一人ではできないのでNPO法人の100人ほどの人たちと一緒にやりましたが、
集まったゴミは、2トントラック2台分でした。
こうした活動を通じて富士山も少しずつきれいになってきていますが、
まだまだ捨てに来る心ない人がいるのは残念です。
自宅のマンションから一駅の間、ゴミを拾いながら歩くと、
植込みの中や塀の上などにペットボトルとか、ビン、カンなどがたくさん捨てられていました。
多いのはたばこの吸い殻です。
ある時ゴミを拾っていたら、道端で梨を売るおじさんが「ご苦労様」と言って梨を一つくれました。
エコ活動をしていると、そんなぬくもりに出会ったりもします。
また、近所の公園では、トイレ掃除もしていますが、
便器や床までピカピカに磨き上げると、清々しい気分になります。
落ち葉の季節には、集めた落ち葉の中に生ゴミを入れて半年寝かせ、腐葉土を作ったりしています。
大震災もあり、従来の消費型の生活から、節約型に変化している今、
小さくてもエコを考えることが大切だと思います。
チリも積もればマウンテン!トゥギャザーでがんばりましょう。