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過去の放送

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2011年12月17日放送 ルー大柴さん(第1767回)

会場
相良総合センター い~ら
講師
タレント ルー大柴

講師紹介

1954年東京都生まれ。
2007年に歌った「MOTTAINAI~もったいない~」を
きっかけに環境活動に積極的に取り組む。
2010年7月に山野美容芸術短期大学客員教授就任。
趣味の茶道では遠州流準師範の肩書も持つ。


ポイント第1767回「挫折力」

私は今57歳ですが、人生順風満帆というわけではありません。
私は東京で生まれ、外国語を操る父親とやさしい母親のもと、
ハグされたりキスされたりして幸福に育ちました。
そんな中、第1の挫折が訪れました。家庭崩壊です。
         
父が酒におぼれ、夫婦中が悪くなりました。
パニックに陥った私は高校卒業と同時に家を出てヨーロッパへ旅立ちました。  
自由に楽しく外国で過ごしていましたが、祖父が死んだという連絡が入り、
帰国してみると、父母は離婚、おまけに親族が遺産相続でもめていました。
     
同じ年、私の彼女が事故で急死しました。
ガス管をくわえて死のうとしたこともありました。
でもそんな時、「いい加減にしろ!人生これからじゃないか!弱虫!」という
天の声が聞こえたような気がして思いとどまりました。

私は、財産を放棄して役者になろうと決め、アパート暮らしを始めました。
27歳で結婚し、家計は妻が稼いでくれました。
やがて子どもが生まれ、妻は家庭に入りましたが、30歳になっても私の稼ぎはほとんどなし。
第2の挫折です。
そんな私に母親が言いました。
「女房や子供を泣かすな!夢なんかあきらめろ!」
私は、本当に大切なのは家族なんだと思い知りました。

私はそれからなり振り構わず働きました。
やがてだんだんと生活もよくなり、34歳で関根勤さんのラジオに出てブレイクしました。
でもあまりに強烈なキャラであったため長続きせず、気がつけばレギュラーはなくなりました。
これが第3の挫折です。
52歳の時出会った新しいマネージャーが私に言いました。
「あなたは中途半端です。何がやりたいのですか?あなたのことなんか誰も知りませんよ」
私はこのマネージャーにかけてみようと思いました。
そして、彼の言う通りすると結果が付いてきました。
ダメだと思っていたことがチャレンジによって新しい自分を生みました。

「挫折力」変な言葉ですが私は大好きです。

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