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2012年1月 7日放送 田中ウルヴェ京さん(第1769回)

会場
御殿場市役所玉穂支所
講師
スポーツ心理学者・博士 田中ウルヴェ京

講師紹介

ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリスト。米国大学院修士修了(スポーツ心理学)。慶應大学にて博士号取得(システムデザイン・マネジメント学)。慶應義塾大学特任准教授。トップアスリートや経営者など幅広く心理コンサルティングに携わる。一男一女の母。


ポイント第1769回「ウソの自信、本当の自信」

プロのアスリートから会社の営業マンまで様々な人たちを対象にメンタルトレーニングをしています。

ウソの自信と本当の自信、どちらも大事です。
まず、ウソの自信とは、巷で言う根拠のない自信のことで、実績もないような人が、
「負ける気がしない」とか、「自分は成功する」という思いを小さい頃から持っていることです。

本当の自信は、例えば、サッカー選手などが、戦力外通告を受けて職を追われたあと、
「自分とはいったい誰なんだ」などと思い悩んだ時に必要な自信です。
どんなに弱くても、自分は役に立たないなどと思っても、
それをそのまま受け止めて、認められるのが、本当の自信です。

木を思い浮かべて下さい。
木の幹に当たるのが、ウソの自信。
その幹から延びる枝が本当の自信です。
幹であるウソの自信は太い方が望ましいのです。
根拠はなくても「自分はすごいんだ」と思える心です。

私は、ウソの自信をたくさん持っていましたので、
アスリートを終えて新しい社会に出たときに、何をやっても出来ると思いこんでいました。
でも、現実には、小谷実可子さんはシンクロ以外でもいろいろ仕事ができるのに、
自分は何もできないなどと思い、焦ってしまいました。

結局人と比べているうちはだめで、自分が本当は何をしたいのかを考えることが本当の自信につながるのです。

「私はここが短所だけど、その短所はこういうことに役立つ」などと、
声に出して自己分析をしてみるのもいいと思います。
    
小学校6年生くらいまでにウソの自信をお子さんに持たせてあげましょう。
ウソの自信は愛からしか生まれません。
母親が絶大な存在である時期に、お母さんがその子の欠点も丸ごと受け入れてあげてください。

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