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過去の放送

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2008年3月29日放送 近藤良平さん(第1578回)

会場
まどか幼稚園(焼津市)
講師
コンドルズ主宰・舞踊家 近藤良平

講師紹介

1968年東京都生まれ。父親の仕事の都合で、幼少期を海外で過ごす。横浜国立大学進学後ダンスに目覚め、96年に学ランのパフォーマンス集団「コンドルズ」を結成。構成・振付・出演等全てに携わっている。また、大学で非常勤講師として教壇に立つ傍ら、ワークショップにも力を注ぎ、未来のダンサー達への指導にも余念が無い。


ポイント第1578回「子どもとからだ遊び」

僕は、大学での講義やワークショップ等で子ども達にダンスを教えています。その中で、二人組で片方に目を瞑らせて散歩させることがあるのですが、とても興味深いことが起こります。

普段よく喋る人はこの状況をとても不安がります。その反対に物静かな人ほど、周囲のものを触ったり、積極的になるのです。このことで、私達が普段、いかに言葉に頼って生活しているかがわかります。

その他にも、子ども達を見ていると思うことがあります。サッカーや野球等スポーツは好んでいますが、ダンスというと取っ付きにくいと感じている子が多いようです。この差は何かと考えると、スポーツには勝敗という目標がはっきりと与えられるのに対し、ダンスは勝敗の無い世界ですので、どれだけ自分を表現できるかということが重要になってくるということです。今の子ども達は、何かを純粋に楽しむという環境を与えられずに育っているのではないかと思います。

しかし本来ならば、子どもは「楽しむ」ということに関して天才的です。家で遊ぶ時にも床の上に紐が一本あれば、それだけで色々な遊びができます。今は物が溢れていますが、子どもには与えるのではなく、できるだけ何も無い環境を作ってあげれば、自分から楽しいことをどんどん発想します。

僕自身も5歳になる子どもがいるのですが、忙しい中で子どもとの時間を作るのは大変難しいです。しかし、短い時間の中でも子どもとからだで触れ合うことを忘れずにいたいと思います。

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