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過去の放送

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2008年5月10日放送 小崎恭弘さん(第1584回)

会場
原子力広報研修センター(御前崎市)
講師
神戸常盤大学准教授 小崎恭弘

講師紹介

1968年兵庫県生まれ。聖和大学教育学部幼児教育学科卒業後、西宮市役所初の男性保育士として、12年間施設・保育所に勤務。その間に育児休暇を3回取得する。その経験を生かし、現在は男性の育児・男女共同参画社会・ワークライフバランスなどをキーワードに活動をおこなうほか、神戸常盤大学などで教鞭をふるう。


ポイント第1584回「男性がつくる育児の多様性」

私は5年前まで兵庫県西宮市で保育士をしていました。西宮市の公立保育所では初めての男性保育士です。最近は男性保育士も増えてきましたが、それでも全体の1〜2%程度で、約2万3千箇所の保育所に対して、約4〜5千人と言われています。

私は子どもと触れ合うことが好きだったので、保育の仕事を目指しました。西宮市役所に就職した当初は他の施設に勤務していましたが、28歳の時に念願が叶って保育所に異動となったのです。

保育所では、私は子どもたちと体いっぱい使って遊ぶのを楽しみにしていました。ところが、最初に担任となったのが1歳児クラスでした。1歳というと、おしめやよだれ掛けをしていたり、まだハイハイの子もいます。自分自身が慣れていないこともあって最初は苦労しました。一方、保護者も保育士が男性ということで驚いていたようです。さらに、子ども達と散歩に出かけたりすると、周囲から不思議なものを見るような視線を感じました。

それでも保育所に男性保育士がいることの利点もあると思います。それは男性ならではの遊びができることや、男性が育児をしてもいいんだ、というモデルになることだと思います。さらに、子どもの成長にとっては、性別だけではなく、年齢、特徴など多様な人的環境に触れることが大切です。そういう意味でも男性保育士の存在は大きいですし、お父さんが子育てに積極的に関わることも大切だと思います。

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