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2008年5月17日放送 バイマーヤンジンさん(第1585回)

会場
羽鳥るり幼稚園(静岡市)
講師
チベット声楽家 バイマーヤンジン

講師紹介

チベット・アムド地方出身。
名前はチベット語で「蓮の花にのった音楽の神様」の意味。
中国国立四川音楽大学卒業。
1994年来日後、全国でコンサートや講演を行い、
チベットの学校建設にも力を注いでいる。


ポイント第1585回「子への思いは万国共通」

私は結婚12年目で初めて子供を授かり、現在子育て真っ最中です。

主人は高度経済成長期の日本で育ち不自由のない暮らしをしてきました。一方、私はチベットの田舎で放牧や自給自足の生活でしたから、二人は全く違う環境で育ちました。その背景から最近子供への接し方に違いが出てきたのです。

主人の子どもへの接し方といえば家の中で絵本を読み聞かせるなど、どちらかというと上品な遊びが多いです。反対に私は子どもを外で元気よく遊ばせたいと思っているので、少しぐらい擦り傷があってもお構いなしの子育てです。先日もヤカンでお湯を沸かしている時に子どもが近づいて危険だったので、主人は「お湯は熱いから危ない」と言葉で必死に教えていました。しかし私は言葉だけでは伝わらないと思い、お湯をコップに入れて子どもに触らせ「お湯は熱い」と体で覚えさせました。主人はこんな私の子育てを見ていつもハラハラしているようです。

このように両極端な夫婦ですが、子どもへの思いは変わりません。国際結婚という全く違う価値観を持った二人が一緒に暮らすということで悩みは尽きませんが、お互いに違うからこそ子どもの心を豊かに育てるのではないかと考えています。子どもがもう少し大きくなると、私より日本語が上手になるでしょうし、母親が外国人だということにコンプレックスを持つようになるかもしれません。ですから、私が母親であることを息子が誇りに思ってくれるように、子育てをしていきたいと思います。

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