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過去の放送

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2008年9月 6日放送 宮川花子さん(第1601回)

会場
焼津市立東益津小学校(焼津市)
講師
漫才師 宮川花子

講師紹介

1955年大阪生まれ。高校卒業後、
警察官、警備会社勤務を経て、チャンバラトリオに弟子入り。
79年夫の大助氏と、宮川大助花子を結成。 
上方お笑い大賞など受賞多数。


ポイント第1601回「母として漫才師として」

よく小学校の卒業文集に将来の夢を書きますよね。私の娘さゆみは競馬の騎手になりたいと書いてあったのです。中学3年で進路に迷っていた頃、本当に競馬の騎手になりたいので競馬学校に行くと言い出しました。

私は娘に高校だけは卒業してもらいたいと思っていましたから、馬鹿なことを言うなと叱るつもりでしたが、母からこんなことを言われました。「さゆみは大助花子の娘というだけで、小さい時から世間の目を気にしてイイ子にしていなければいけなかった。だからやりたいことをやらせてあげなさい」というのです。確かに私達夫婦が不仲になったとしても、家庭のことを友達に相談することもできない、そんな環境で育ってきたのだと思うと、子どもの進路は自由にさせてあげようと実感しました。

しかし、実際に競馬学校というのは規律も厳しく、娘は自分で考えた結果、公立高校への進学を決めました。その後は、海外留学に挑戦するなどしてきましたが、今は娘も漫才コンビとして活躍しています。

子育てと漫才師を両立していく中で、周囲の人からは、自分のことだけ夢見て自由にやっていては子育てはできないと言われ続けました。私は悔しい気持ちでいっぱいでしたが、そんな時に夫である大助が「世間の大人が言ってくれることは当たり前。ありがとうという気持ちで稽古に励めばいいんだ」と激励してくれたことが心に残っています。そして娘も成人した今は、一人の女性として娘の目標となるようなお母さんでありたいと思っています。

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