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過去の放送

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2009年4月25日放送 井村雅代さん(第1632回)

会場
沼津市民文化センター
講師
井村シンクロクラブ代表 井村雅代

講師紹介

1950年大阪府生まれ。
天理大学卒業後中学校の保健体育教諭を勤める。    
78年シンクロ日本代表コーチに。
ロスからアテネまで、五輪6大会連続メダル獲得。
北京大会では中国チーム監督として銅メダルを獲得。


ポイント第1632回「愛があるから叱る」

私は35年間シンクロのコーチをしていますが、どうやって選手をひっぱり指導してきたかをお話ししたいと思います。

一言でいってしまえば、その選手をどこに連れていき、どんな結果を出したいかに尽きます。具体的なゴールが見えているかどうかがポイントで、目標の設定が大切なのです。

そして、大きな目標の前にもうひとつ、重要なポイントがあります。それは、日々の目標です。私の好きな言葉に「1ミリの努力」というものがあります。たとえば、私が垂直飛び30センチ飛べるとします。そしてある人に、3ヶ月後に50センチ飛びなさいと言われたら、とても飛べることは想像出来ないですね。でも、日々1ミリプラスしなさいと言われたら、飛べそうな気がしませんか。そのわずか1ミリに価値があるので、1ミリの積み重ねは想像できるのです。

ところで、私はいつも叱っているイメージが強いようですが、私自身そんな感覚はありません。本当の事を伝えているものです。たとえば、下手とか、表情が無いとか本当の事を選手によく言います。大切なのは、直す方法を伝え、その結果がOKかNGか必ず話します。本当の事を言って、直す方法を伝え、その結果を話しあう、この三つがセットですね。

さて、その叱るコツですが、気分で叱らないこと。しつこく叱らない事。最後に、古い失敗を持ち出さない事。この三つを私は守っています。相手を本気で思う気持ちは、必ず伝わります。

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