2009年5月30日放送 宮川花子さん(第1637回)
- 会場
- 安倍ごころ(静岡市)
- 講師
- 漫才師 宮川花子
講師紹介
1955年大阪生まれ。高校卒業後、
警察官、警備会社勤務を経て、チャンバラトリオに弟子入り。
79年夫の大助氏と、宮川大助花子を結成。
上方お笑い大賞など受賞多数。
第1637回「叱り方のコツ」
最近のお母さん、声枯れてませんか。「いい加減にして」「早くして」特に、男の子のお母さんは大変ですね。今日は「子供の叱り方」がテーマです。
仕事でよく新幹線を使いますが、その車中での出来事です。
移動中に寝ていると、時々騒がしいお子さんがいますよね。大助が「眠れない」と言いますので、私は注意するようにしています。「お母さんすいません、ちょっと静かにしてもらえると助かります」とね。すると、お母さんの反応は「ホラ、怒られたやないの」「このおばさん怖いで」なのです。私、怒っていません。注意はしていますよ。ここなんですよね。何を注意されたか、何が悪いのかわかってないお母さんが多いのです。
たまに、子どもをすぐに連結部分に連れて行きあやすお母さんもいます。
私は必ずついて行き、「お母さん、子どもが泣いたりして大変ですけど、そういった美しい姿を皆さんが見ていますよ」と言います。お子さんはそのお母さんのぬくもり、絶対理解しますから。
私、漫才師になる前、警備員の経験があって、万引きをした子どもとお母さんに何度も会っています。その時大抵の親は子供を怒鳴りますが、怒ったらダメですよ。まず、一緒に反省して謝って下さい。これが、親だと思います。そして、家に帰ってから怒らないでじっくり話し合ってください。何か原因があるはずです。怒ってばかりいますと、子供は口を閉ざし、何も言わなくなりますよ。