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過去の放送

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2009年8月15日放送 宇津木妙子さん(第1648回)

会場
榛原中学校(牧之原市)
講師
元全日本女子ソフトボールチーム監督 宇津木妙子

講師紹介

1953年埼玉県生まれ。
97年全日本監督に就任。
シドニー五輪で銀メダル、アテネ五輪で銅メダルを獲得。
現在は、ルネサステクノロジー高崎事務所
女子ソフトボール部シニアアドバイザー。 


ポイント第1648回「出会いが人を育てる」

私のソフトボール人生は43年になりました。
北京オリンピックで選手達は、見事金メダルを獲得しました。
その体験と、選手達との出会いの話をしたいと思います。  

監督だった私と選手の関係は、親子と同じではないかと思っています。
シドニー五輪で銀メダル、アテネでは銅メダルでしたが、色々と批判をうけました。
アテネ五輪では、上野選手を使いきれなかった監督の私がいます。

上野は、大切な試合で「私を起用してくれなかったのはなぜなのか」と悩んだそうです。
信頼されていないと思ったのです。
実は、上野はアテネに来てすぐ高熱を出し、その後、蜂にも刺されてしまいました。
私は、自己管理ができていないし、エースとしての自覚もないと判断し、
最後の試合に上野を使いませんでした。
私の判断は間違っていないと思っていますが、私も上野も悩み葛藤がありました。

その後、私は上野に会えば必ず挨拶をし、
「勘違いするな。守ってくれて、点をとってくれる選手達がいるから、チームは勝つのだ」
と言い続けました。そして、「私の夢を叶えてくれ。」とも言いました。
上野に託したのです、私の夢を。親と一緒です。

北京で金メダルが決まったあと上野が「一球たりとも自分のために投げていない。
宇津木総監督、チームメイト、そして日本中のファンのために投げた。」とコメントしましたが、
辛かっただろうにごめんね、という気持ちでいっぱいでした。

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