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2009年12月26日放送 林成之さん(第1668回)

会場
富士市立大渕中学校
講師
脳神経外科医 林成之

講師紹介

1939年富山県生まれ。
日本大学大学院医学研究科博士課程修了。
日大板橋病院で救命救急センター部長。
オシム氏を救った「脳低温療法」を開発。
2008年北京五輪で競泳チームを指導。


ポイント第1668回「"勝負脳"の鍛え方 」

脳の話というと難しく思われがちですが、
しくみはシンプルです。"勝負脳"とは私の造語です。
自分の脳の力を最高に引き出す能力と理解してください。

脳を働かせるためには気持ちが大事です。
気持ちが生まれると顔の表情が豊かになり、脳も機能します。
毎朝、顔を洗った後に笑顔を作る習慣を身につけるとよいでしょう。
また脳の中の空間認知中枢という物の形や位置を把握する機能をよく働かせるために、
目を水平に保つことが大事です。
だから、イチローやタイガー・ウッズなど優れたスポーツ選手は姿勢が良いのです。
そして、もしうまくなりたいと思ったら、好きにならなければダメです。
やってやるという気持ちを起こさなければいけません。
物事を取り組み、やり遂げたと思った瞬間に力は落ちます。
すごい人は目標を達成しても「まだまだ」と思う人です。

北京五輪の直前に日本競泳チームに"勝負脳"を伝授しました。
北島選手の集中力はすごかったです。
普段は笑顔ですが、練習になると人格が変わります。
この集中は北島選手が素直だからできることだと思います。
彼は損得抜きで集中するのです。
本気で集中する習慣を身につけるとすごい力を発揮します。

勝負に強い脳、才能を発揮する脳にするためには、まず自分で決め、
そして素直な気持ちで、勝ち負けよりも勝ち方に勝負をかけることが大切です。
皆さんもいつも笑顔を保ち、何事にも損得抜きで真剣に向き合うことを心がけてください。

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