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過去の放送

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2010年1月23日放送 辻井いつ子さん(第1671回)

会場
御殿場市民会館
講師
ピアニスト辻井伸行氏の母 辻井いつ子

講師紹介

1960年東京生まれ。
長男、伸行氏が全盲のハンディを乗り越え、
ヴァン・クライバーンコンクールで優勝。
子育て体験を全国で講演。
HP「辻井いつ子の子育て広場」開設。

番組で紹介した本

「のぶカンタービレ!」
 著:辻井いつ子
 発行:アスコム(税込1575円)


ポイント第1671回「明るく楽しくあきらめない」

「明るく楽しく」は私の人生のモットーでした。
私自身、楽天的な性格でしたが、伸行が生まれてから
「あきらめない」という気持ちが強くなり、
「楽しく明るくあきらめない」が、私のモットーになりました。

伸行との20年を思い返すと、多くの出会いがキーポイントになっていると思います。
全盲の伸行が生まれて落ち込んでいる時に救ってくれたのは、
福沢美和さんの「クロックスは私の目」という本でした。
視力障害にもかかわらず、前向きに盲導犬と暮らすエッセイで、とても感動しました。
すぐにテープのメッセージを送ったところ、会いませんかと返事をくれました。
全盲の子をどう育てたらいいのか悩んでいると伝えると、普通に育てなさいと言うのです。
美しいと思ったら、そのまま美しいと伝えればいいと言うのです。
それから、全盲だから何もできない、楽しくないという概念を捨てる事ができました。

伸行が中学生の時に出会ったのが、指揮者の佐渡裕さんです。
この出会いが伸行の大きな転機になりました。
友人を通じて伸行のピアノ演奏を送ったところ、すぐに会いたいと連絡をくれました。
さっそく、佐渡さんの前で演奏すると、ぜひ一緒に演奏会を開こうと言ってくれました。
私達は全く音楽の世界を知らなかったので、本当に大きな出会いでした。

ダメでもともとと思って送ったテープが、私達の一生を決めました。
子育ての最中には、物怖じしたり、迷う事もありますが、
うまくいったらラッキーと思って、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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