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過去の放送

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2010年9月11日放送 尾木直樹さん(第1704回)

会場
静岡市清水ふれあいホール
講師
教育評論家 尾木直樹

講師紹介

1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、
教師として22年間子ども主役の教育を実践。
その後大学教員に転身し22年教壇に。現在は
法政大学名誉教授、臨床教育研究所「虹」所長。


ポイント第1704回「ほめる子育て」

皆さんはお子さんをほめていますか。
「昨日今日で、お子さんをほめた方」と聞くと
ほとんどの方が手を挙げます。

しかし、お子さんに「最近、お父さんお母さんにほめられた人」と聞くと、
ほとんど手は挙がりません。
この親子のギャップはなぜだと思いますか。
実はほめられる以上に、何倍も怒られているのです。
ですから、子どもはほめられた事を忘れてしまうのです。

ほめて育てると、素敵なお子さんになります。
良い事をしたら頭を撫でたり、抱きしめたりしますよね。
それはとても大切な事です。
ある心理学者の実験によると、生後6ヶ月の赤ちゃんをお母さんから離して育てると、
一種のうつ状態になり、食欲がなくなったり、生活反応がなくなったりするそうです。
小さな赤ちゃんでも認知能力の高さは証明されているので、スキンシップを大事にしてください。

もうひとつ大事なのは、自立のサポートです。
子どもは、何でも一人でやりたがります。そこをきちんとサポートする事です。
難しい事ではなく、当たり前の事ができた時にほめて、お子さんを認めるのです。
そうすると、難しい事に挑戦し、それが伸びる下地となります。それが自立へのステップです。

更に、お子さんの辛さにどう共感するかも大事なことです。
子どもは失敗する事の方が多く、辛いこともたくさんあります。
その時に「お母さんが手伝うと言ったじゃない。手が掛かるんだから」などと言っていませんか。
そうすると挑戦する意欲をなくしてしまいます。
その時は一言でいいのです。「よく頑張ったね」と子どもの辛さに共感するのです。
辛いときに認められると、我慢強く、優しいお子さんになります。

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