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過去の放送

過去の放送

2010年10月 9日放送 有森裕子さん(第1708回)

会場
常葉学園(静岡市)
講師
元マラソン選手 有森裕子

講師紹介

1966年岡山県生まれ。
バルセロナ五輪の女子マラソンで銀メダル、
アトランタ五輪では銅メダルを獲得。
2007年に引退し、
現在は「ハート・オブ・ゴールド」代表理事、
「スペシャルオリンピックス日本」代表理事などを務める。


ポイント第1708回「目標を持つことの大切さ 」

オリンピックのマラソンで、2回続けてメダルを取ることが
できました。そのためか、お母さん達から「どうしたら子どもに
夢や目標を持たせることが出来ますか」とよく聞かれます。

私自身、子どもの頃にオリンピックに出てメダルを取るというような
明確な目標は全くありませんでした。
小学校時代は不器用な子どもで、母にはよく怒られていました。
そんな私が、小学校高学年で出会った体育の先生の影響で、
おぼろげな夢を持つようになりました。
何もできない私を元気づけてくれた身近な存在でもある、体育の先生になりたいと思ったのです。

その頃、母からは「目標は見えそうで見えない眉と同じように、
届くか届かないかくらいに設定することが大事」と言われていました。

中学校の運動会で、皆より早く走ることができ、
高校は陸上部が強いといわれる地元の高校に入学しました。
しかし、レベルが高く、なかなか入部が許されませんでした。
それでもがんばって交渉して、やっと陸上部に入ることができました。
この頃、あきらめないで、粘り強い気持ちが芽生えたと思っています。
そして、目標の体育先生に近づいたと考えていました。

大学の陸上部の時、ソウルオリンピックがありました。
華やかな雰囲気を見て、初めてオリンピックを意識しました。
大学の先輩から「オリンピックに出たいのなら、大事なことがある。それは、何が何でも
オリンピックに出るのだという、強い気持ちを持つことが大切」と言われたのです。
それを聞いて、ヒールの靴を履くことをやめて、食事に気を遣い、
必死に練習に取り組むようになりました。

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