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過去の放送

2014年11月 8日放送 にしゃんたさん(第1912回)

会場 泉小学校(浜松市)
講師 羽衣国際大学教授・タレント にしゃんた
講師紹介

1969年スリランカの世界遺産・キャンディ市生まれ。
1987年ボーイスカウトで初来日。翌年、立命館大学に入学。
大学卒業後は大学院に進み、経済学の博士号を取得。
2005年に日本国籍を取得。日本人女性と結婚し一男一女の父。

第1912回「共に笑おう」

共笑と言う言葉は見たことがないかもしれませんが、
私が大好きな言葉です。

私たちの周りにはいろいろな人がいて、
1人ずつ指紋も違うし、顔も違います。

違う者同士が笑い合うことが大事ですが、
今の世の中、そういう場面が少ないと思います。

皆が笑うことの前に壁が3つあります。
ひとつは心の壁、2つ目は制度の壁、3つ目は言葉の壁です。

こうした壁を何とかしようとチャレンジするその都度、
私たちは強く、優しく、しなやかに、美しく、豊かになれます。

心の部分とは何か?
それは思い込み、偏見、決めつけ、過信、そして無関心です。

つまり、心のスィッチを切っているということです。

私たちは思い込みのかたまりです。

私は夏になると大変。
暑いなんて言うと
「何でお前が暑いんだ。その顔で」と言われます。

スリランカ人も思い込みが激しい時があります。

私が小学生の時、「日本からの手紙」と言う1章が
教科書に載っていました。

お父さんの仕事の関係で日本に一緒に来た娘が、
スリランカの友人あてに書いたものです。

そこには空港に着いた時のことが書いてあり、
『日本人は忙しそうにしている。なぜなら日本は地震国だから』
それから『日本人は心配そうな顔をしている。
なぜなら火山国だから』と。

それを見た私は、日本は大変な国だと思ったものです。

スリランカで有名な日本のものと言えば、
テレビドラマの「おしん」と「さくら」というビスケットです。

その包みに描かれていた桜の絵は
どう見てもチューリップでした。
桜を見たことがない人が描いたのでしょう。

思い込みはどこにでもあります。

私は国際結婚ですが、最初は妻の両親に反対されました。
反対の理由は3つあり、
1つ目は墓の問題、2つ目は国籍、3つ目が孫の問題でした。
生まれてくる子の肌が黒いといじめにあうので、可哀想だというのです。

でも生まれた子は白かったのです。

昔はハーフと言っていましたが今はダブルと言います。
割算でなく掛け算です。

私は生粋のスリランカ人でダブルにはなれませんが、
生き様としてのダブルにはなれます。
同質のものが混ざっても量的な膨張だけですが、
違うものが混ざると進化やイノベーションが起こります。

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