◆横澤 彪さん◆
>>横澤 彪さんについて
会場/松崎町環境改善センター
講師/吉本興業常務取締役 横澤 彪
第1196回「お笑いコミュニケーション」

  大阪弁が浸透してきましたね。テレビで聞いても抵抗がなくなりました。
  大阪には『商は笑なり』という言葉が活きています。儲かればガハガハ笑い、儲からなければ布団をかぶって寝てしまう、という精神があるんです。それを助けたのが大阪弁です。
  とても感覚的でわかりやすい言葉です。もともとしゃべり言葉ですから文字に書くとおかしさは伝わりにくいんです。


  しゃべるとその人の個性が現れてきます。だから元気があるし、笑いに向いている言葉なんで すね。また、関西では日常の生活の中で皆が漫才をやっているんです。
  たとえば、小学校でクラス委員を選ぶときに普通は勉強ができる子を選ぶと思うでしょ?でも関西では違うんです。一番「おもろい人」がなるんです。
  関西ではどんな商売でも個性がはっきりしていないと認めてもらえません。「あいつ、おもろいな」が最大の評価なんです。

  あるとき商店街で電気屋さんの前にテレビが売っていて、赤い字で5万円、と張り紙がされていました。するとそこへやってきたおっさんが「ねえちゃん、これなんぼ?」と聞くわけです。これにはショックを受けました。
  5万円って書いてあるのになんぼか、という精神は私たちにはなかなかできません。この違いは何でしょう? また、ここまで大阪弁が浸透したのはなぜなのでしょう?少し考えてみたいと思います。

オリンピックのため、静岡県内での放送は休止の可能性があります。ご了承ください。  
◆テレビ静岡9月23日放送◆