哲学者・鶴見俊輔さんのお宅を訪ねたときのことです。 4歳の息子の太郎ちゃんが、私の顔をジロッと見て、 「お父さん、絵本を読んでください」と言うのです。
驚いて鶴見さんに「いつもあんなふうにお読みですか?」と尋ねると、「大人が子どもに頼まれたらちゃんとやるのが当たり前だろう」と答えられました。 その本は少なくとも300回は読んでいるのだそうです。 太郎ちゃんはそのお話はすっかり覚えているそうです。それでも読んでほしいのが子どもなんですね。