岩手県の中学校でのお話です。 向井くんという心臓の悪い男の子がいました。 合唱の指揮のとても上手な子でした。
いよいよ本番です。 先生が子どもたちのところへ行くと、女子生徒たちが泣いているのです。 なんだろう?と思うと、男の子の一人が向井くんの写真をかかえているのです。 あんなに練習したのにここで泣いたら困る、と先生が一言言おうとすると、 指揮者が「今日は泣く場合じゃないだろう、歌おう」と声をかけたのです。 このあと、合唱祭は、そしてこのクラスはどうなっていったのか、お話します。