◆伊藤幸弘さん◆
>>伊藤幸弘さんについて
会場/西伊豆町田子中学校    
講師/青少年育成コーディネーター 伊藤幸弘
第1214回「過保護のすすめ」

 僕のところに相談に来るお母さん方がよく言います。

「小学校まではいい子だった。中学校に入って悪くなった」と。それは乳幼児期に原因があることが多いです。
乳幼児期に親が過剰な干渉をしたために思春期にその結果が現われるのです。
または、成人してからのひきこもりなどの形となるのです。


 過干渉と過保護について考えてみたいと思います。

過干渉は親の要求を先行することです。子どもがかわいいから「あれをした方がいい」と言うのでしょうが、いき すぎると子どもの前にレールを引いてしまうことになります。
非行に走らなくても、社会に出て指示待ち人間になってしまいます。

 僕は過保護をすすめます。子どもの要求を保護してやるわけですから。
我々は日ごろ親の都合で子どもを欲求不満にさせることが多いのです。
幼児期には抱っこされたい、などの欲求を満たしてやることが大事だと思うのです。

 寂しい思いはいつまでも心に残ります。 思春期になって問題行動のある子には、過干渉が大切です。まず問題行動を叱り、「お前もわかっているだろうけど」と子どもを認めながらなぜそれがいけないのを説明するのです。

 子どもだって親を毛嫌いしながらも「またやっちゃった」と少し反省をしているのです。
そのあとは過保護です。

 たとえば子どもが部屋に帰っておにぎりや温かいお味噌汁があったら、子どもは「やっぱりこの家に帰ってくるべきなんだ」と自分を認められた気持ちがするのです。
こういう過保護が大切なのです。

  少年院に入っている子どもたちの「親に言ってほしくなかった一言」「親に言われてうれしかった一言」を紹介します。

◆テレビ静岡2月3日放送◆