◆中山靖雄さん◆
>>中山靖雄さんについて
会場/水窪町文化会館
講師/伊勢青少年研修センター所長 中山靖雄
第1218回「いのちのつながり」

  「親子は因縁の連鎖である。」
親子だけに限らず、どんなこともずっとつながっていると思います。
私たちがどう生きるかが次の世代に続いていくんです。

 『シャボン玉』の歌をみんなで歌ってみましょう。
この歌がどんなときに生まれた歌か知っていますか?


作者の野口雨情が童謡の普及のために徳島に出かけている間に、産まれたばかりの長女がわずか10日で亡くなるんです。

 出先で電報を受け取った野口雨情は、あんなにかわいい授かりものの死に目にも遭えないなんて、神も仏もあるもんかと、電報を握り締めて雨の徳島を走り回るわけです。
その後、作ったのがこの『シャボン玉』です。
 2番の歌詞には「シャボン玉消えた、飛ばずに消えた、うまれてすぐにこわれて消えた」とせつない歌詞をつけたわけです。


 ちょうど3月で、梅の花が咲いては散っていきます。 梅は散っても1年経てばまた咲きます。
どうしてうちの子どもは帰ってこないんだろう?そのときふっと気づくんです。
花が散ってまた咲くということは、花は散るけれどもいのちはずっと続いているんではないかとということは、人間も肉体はなくなってもいのちはどこかに残っていくのではないかと。
それならば今の自分を娘がみたときにどう思うだろう?

  娘に胸を張れる人生にしたい、と思ったときに「かぜかぜふくな。シャボン玉とばそう」、
やり直しはできないけれども出直しはできるじゃないか、と歌ったのだろうと思います。

◆テレビ静岡3月3日放送◆