◆長倉洋海さん◆
>>長倉洋海さんについて
会場/御殿場市中郷館
講師/写真家・長倉洋海
第1220回 「アマゾン先住民からの伝言」

 アマゾンの先住民をはじめて取材に訪れたとき、すごい重装備で出かけました。
  毒蛇にかまれたときのために注射針と血清や、丈の長いブーツを持っていきました。
でも、そこに住んでいる人たちがいて、彼らがちゃんと知恵を持っているんですよね。


 ガサガサっと音がすると小さな子どもでもすぐに気づいてよけてくれるんです。
子どもたちがちゃんと目で、耳で森の状況を知っているんですね。

 何度も訪れ、彼らの知恵を知るにつれ、どんどん彼らの世界に引きこまれていきました。
いくつか写真を見せながらご紹介したいと思います。

  アマゾンの森の中にある丸い家、ここに200人くらいの人が生活しています。
家には壁がなく、ハンモックをつっているだけ。
 いつも誰かに見られている気がして落ち着かなかったんですが、
だんだん慣れていきました。朝早くに子どもたちがハンモックを揺らして起こしにきました。
寝起きが悪くてご機嫌斜めでいると、子どもがニコーッとするのです。

  それがこの村のあいさつだったのです。


 村のリーダーに「こんなにプライバシーのない生活ってどうなんだろう」と聞くと
「それがいいんだ。ここで生活すると、お年寄りも若い人たちも赤ん坊もいるからもいろんな
個性に出会える。そうすると子どもたちが早くから自分を見つけることができる」というのです。

◆テレビ静岡3月17日放送◆