◆アグネス・チャンさん◆
>>アグネス・チャンさんについて
会場/長泉町文化センターベルフォーレ
講師/歌手・教育学博士  アグネス・チャン
第1221回「フィリピンの子どもたち」
 ストリートチルドレンを助けよう、という運動でフィリピンの首都、マニラを訪ねました。

  フィリピンで一番大きなスラム街、 「スモーキーマウンテン」に行きました。 「煙の山」です。
 ここはごみ捨て場でした。
そこに5万人もの人たちが住んでいました。 足を踏み入れたらハエがうわーっと舞いました。
トラックでゴミが来るとそのゴミに多くの人たちが集まってきて、一本のくぎでも拾って生計をたてているのです。 そこに住む人を訪ねました。

  奥さ んがずっとせきをしていました。たぶん結核だ、と言っていました。
でも、病院にいって薬をもらうお金がないそうです。
3000円で半年分の薬が飲めるそうです。でも、そのお金がないのです。
一日100円で5人家族が食べているそうです。

  海沿いのスラムの家は海に立っている家に竹一本の道を通って入ります。
その家族はお父さんが逃げてしまったそうです。
お母さんと4人の子どもがいます。
一番上の14歳のお兄ちゃんが、マニラ港に水揚げされて捨てられた魚を拾って生計をたてていました。

 お母さんは「私が夜の仕事をすれば子どもに迷惑をかけずにすむんだけど、それをしたくない」と言っていました。
  そのお母さんが「今晩ご飯を一緒に食べよう。お米はあるから」とコーヒー瓶に半分くらいしか入っていないお米を見せるのです。
「あなたが食べるのならまだお金はあるから一緒に食べよう」と小銭を差し出すのです。

一日、一日の生活ではないんです。

一食、一食の生活なのです。

◆テレビ静岡3月24日放送◆