◆尾木 直樹さん◆
>>尾木 直樹さんについて
会場/函南町中央公民館
講師/教育評論家 尾木直樹
第1225回「17歳の本音」
 子どもたちによる凶悪な事件が続きます。
事件そのものも問題ですが、事件をまわりの子どもたちが
どう見ているかが問題なのではないかと思います。

  17歳くらいの子どもたちを対象にしたアンケート調査によると、45%が加害者の少年の気持ちがわかる、と答えています。
 PTAは「お子さんたちの話を聞いていて、身近でも同じような事件が起こりうる、という危険感を感じますか?」と いう質問に対し、「そう感じる」と答えた人は4割にものぼります。子どもたちは30%が「そう感じる」と答えています。
  そして子ど もたちの2人に一人が「殺人事件を起こす子どもの気持ちがわかる」と言っています。
  みなさんは子どもが何を考えているかわかりますか?

昨年末、総務省が発表したところによると、小・中学生の親で「わが子が何を考えているのかわからない」と答えた人は37%です。
「子どもをうまく叱れない」という人は35%。
「子育てで途方にくれることがある」人は26%です。

実は、私たち親側が子育てがうまくいかないとsosを発信しているのです。

  討論番組のなかで、17歳の少年が言っていました。
「誰でも一回くらいは人を殺してやろうくらいは思ったことがあるだろう。少年たちは決して特別ではない。誰でも罪を犯す可能性を秘めている。」別の少年は作文に「殺人に共感することは絶対にないと思っていたのに彼のように強い衝動が起きたら、と思うと自分が怖くなる。」と書いています。

  どうして子どもたちはここまで追い詰められてしまったのでしょうか?
>>講師紹介
 早稲田大学卒業後、中学、高校教師、東京大学講師としてユニークで独創的な教育実践をする。現在臨床教育研究所「虹」所長。“子育てと教育は愛とロマン”“学校は安心と失敗の成長砦”が信条。
>>番組で紹介した本
「子どもの危機をどうみるか」 (岩波書店660円+税)
◆テレビ静岡4月14日21日放送◆