◆鈴木一光さん◆
>>鈴木一光さんについて
会場/相良町町民センター
講師/児童健全育成推進財団  常務理事  鈴木一光
第1232回「遊んで育つ」

 今、引きこもりが90万人、100万人といわれています。
この人たちをどうしていったらいいのでしょう?

 一つには親が「徹底的に子に関わって社会に出ていけるようにしよう」と決意することが大切です。

 基本的には「あまり見栄を張るな、うそをつくな」と子どもに伝えてあげなければなりません。
期待過剰に育っている子どもが多いです。

 親の期待に添えるようにいい成績を取りたい、社会に出て自分の実力がわかるといけないから結果を出せずに閉じこもってしまうのです。
  でも、もっと人と関わりと持ちたいからもじもじと苦しんでいるわけです。気長に「そのままのあなたに価値がある」ということを丹念に思わせていくことが大切でしょう。
  それと同じに、子どもを健全に育成することが大切です。健やかに育てる、身体的にも精神的にも社会的にも、つまり、他人を意識して行動できる人に育てることが健全育成、児童福祉の目的です。

  そのために一番有効なのは「遊び」だと言われています。

  「自分が存在するだけでいいんだ」と思っている子どもは積極的に動き回ります。
好奇心旺盛です。これが子どもの基本的な行動欲求です。 哲学者のホイジンガーは「遊び」を5つの定義に分類し、「人間は遊ぶために生まれてきた」と言っています。

遊びには喜びがあり、達成感、解放感、自由感、自主性があります。
そこから信頼感、生きる技術が身についていくのです。
(講師紹介)
1947年生まれ。
明治大学法学部卒業。
日本教育開発センター(児童指導員)、全国児童館連合会を経て、現職。
上智社会福祉専門学校、宝仙学園短期大学専攻科の非常勤講師を兼任。
「日本児童育成学会」の事務局など児童福祉の分野で活躍をしている。
◆テレビ静岡6月9日放送◆