◆坂本 光男さん◆
>>坂本光男さんについて
会場/引佐町健康文化センター
講師/教育評論家・坂本光男
第1240回「子どもが求める愛」

子どもへの愛」には「保護する愛」と「自立をうながす愛」があると思います。

小学校3年生の子が誕生日にお母さんから小さいときの話を聞きました。

「マコトはね、未熟児で産まれて病気がちで大変だったんだよ。病院も何度も行ったし、心配も多くて大変な苦労をしたよ。でも、苦労ばっかりじゃないよ。保育園に入るとき、卒園する時、小学校に入学して遠足や運動会があるときにお母さんは自分のことのように感激したよ。やっぱり産んでよかった。育ててよかったよ。」と。

するとその子はじっとうつむいて、顔を上げた瞬間、「お母さん、ありがとう。わたし、いっぱい勉強するよ」と言ったのです。

お母さんはそのときに気づきました。一言も勉強しろ、なんて言っていません。
でも、やる気になったのです。

心の満足、安心を与えてあげることが本当の愛ではないでしょうか。

「自立をうながす愛」を家庭で実践するには「できること」を増やしてあげることが大事ではないでしょうか。

自信が持てますし、やる気がでてきます。

そこでお母さんたちに3つお願いしたいことがあります。

「あと片付けができる子」「刃物が使える子」「あいさつができる子」に育ててほしいです。

これらができるようになるにはまず、大人が働きかけていかなければならないでしょうね。

(講師紹介)
1929年埼玉県生まれ。埼玉師範学校、中央大学法学部卒。小学校、中学校、高校、大学での豊富な教員経験をもつ。映画「走れリュウ」の原作者。全国生活指導研究協議会会員、日本生活指導研究所所員、日本生活指導学会会員。

◆テレビ静岡8月4日放送◆