阪神大震災のとき、私のクラスの子どもたちの3分の1は家が崩壊し、3分の1は疎開、3分の1は避難所での暮らしを強いられました。
でもその大変な状況の中で子どもたちは「あのねちょう」に書き記していたのです。
「お母さんのうでの中で」 じしんでものがわれる音が して目がさめたら、お母さん のうでの中でつつまれていた。 お父さんはタンスのしたじきに なっていた、 おねえちゃんは なにもなかったので、あわて てタンスをのけてお父さんを たすけた。 こわかったので、わたしと おねえちゃんは、おしいれの 中に入ってたけど、 ふるえが とまらなかった。 家の中にいたら、あぶない ので、あわてて外にひなんしたよ。 外にでたら、お父さん のかおがおばけになっていた。 「もくとう」 もくとうをしました。 もくとうは死んだ人を安らかに天国でねむってくださいとおがむことです。 さいしょなんておがんでいいかわかりませんでした。 でも 1分もあったから思い出しておがむことができました。 はるなちゃんのおかあさんと おとうさんとはるなちゃんと あやかちゃんをみまもって あげてくださいといのりました。