◆鹿島和夫さん◆
>>鹿島和夫さんについて
会場/静岡市立麻機小学校
講師/「太陽の子保育園」園長 鹿島和夫
第1249回 「大地震になんか まけへん」

  阪神大震災のとき、私のクラスの子どもたちの3分の1は家が崩壊し、3分の1は疎開、3分の1は避難所での暮らしを強いられました。

でもその大変な状況の中で子どもたちは「あのねちょう」に書き記していたのです。   

「お母さんのうでの中で」
じしんでものがわれる音が して目がさめたら、お母さん のうでの中でつつまれていた。
お父さんはタンスのしたじきに なっていた、
おねえちゃんは なにもなかったので、あわて てタンスをのけてお父さんを たすけた。
こわかったので、わたしと おねえちゃんは、おしいれの 中に入ってたけど、
ふるえが とまらなかった。
家の中にいたら、あぶない ので、あわてて外にひなんしたよ。
外にでたら、お父さん のかおがおばけになっていた。

「もくとう」
もくとうをしました。
もくとうは死んだ人を安らかに天国でねむってくださいとおがむことです。
さいしょなんておがんでいいかわかりませんでした。
でも 1分もあったから思い出しておがむことができました。
はるなちゃんのおかあさんと
おとうさんとはるなちゃんと あやかちゃんをみまもって あげてくださいといのりました。

(講師紹介)1935年大阪府生まれ。
神戸市小学校教員として昭和50年代からは主に1年生を担当。
「あのねちょう」を通して表現活動の実践に励む。
1979年北原白秋賞受賞、1995年第44回読売教育賞最優賞受賞。
1996年灰谷健次郎氏が手がける「太陽の子保育園」園長就任。
(番組で紹介した本)
「大地震になんかまけへん」 編・鹿島和夫 学研1050円
「地しんなんかにまけないぞ」 編・鹿島和夫 理論社1200円
◆テレビ静岡10月6日放送◆