|
電車の入り口に座り込んだり、公衆の前で携帯電話でプライベートなことを話したり、自分の感情をセーブできない人が増えました。
周りの人の気持ちを考えられないのです。
これはある意味犯罪者に近い行為、文明が内部から滅びる行為と言う人もいます。
江戸時代には「目の前にいる人は仏様と思え」という考え方がありました。
自分は試されていると思って最高に謙虚な姿勢で人とつきあうように教えたのです。
そしてそうできないときに謝る言葉が「すみません」なのです。
仏様の前にいるような澄んだ気持ちになれませんでした、という意味です。
こういう江戸文化が作り上げたものが「江戸しぐさ」です。
言葉は心が外に現れたものです。だから実際にやったら犯罪になるようなこと、たとえば「おまえ殺すぞ」とか、人の気持ちを傷つけるようなことは言うなとされていました。
それから人と約束をして守ってもらえたら「ありがとう」と言わなければなりません。
明日何が起きるのかわからないのに有難きことが起きるわけです。
約束を守ってもらうのが当たり前だと思うから恨みつらみがでるというのです。
また「つまらないものですが」と言って贈り物をするように、とされていました。
本当に感謝している気持ちを身銭を切って言葉を添えて贈るのは日本の文化です。
「あなたにお世話になった恩からすればつまらないものですが、受け取って下さい」という自分の気持ちの証の「つまらないもの」なのです。
なにか今、少し誤解されているようですが。
その外にも江戸しぐさには人間関係をよくするヒントがたくさんありますのでご紹介します。
|