◆尾木直樹さん◆
>>尾木直樹さんについて
会場/長泉町文化センターベルフォーレ
講師/教育評論家 尾木直樹
第1264回 「お父さんが叱れない」

もっとお父さんに子どもを叱ってほしいと思っている方、どのくらいいらっしゃいますか?

自分が子どもの頃を思い出してみて、父親は怖かったな、という方はどのくらいいらっしゃいますか?

昔の社会は大人が怖かった、というのはどうしてだと思いますか?

1975年以前は農業や自営業など第一次産業従事者が多かったのです。
田植えしたり、畑を耕したり、家で父親が一生懸命働く姿を子どもに見せられました。
そうすると、お父さんのおかげで自分は勉強ができる、食べてさせてもらっている、お父さんは偉いなあ、お母さんは偉いなあと子どもは生活の中で感じることができたのです。

昔は大人が子どもを叱った、と言う人がいますが、生活のスタイルが今とは違い、大人たちの偉さが子どもによくわかっていたから叱らなくても表情だけで大人の意思が伝わったのです。
夜10時以降に帰宅するお父さんは61%に達する、という調査があります。

お父さんが一日の中で子どもと一緒にいる時間は3時間。

働いているお母さんが家事、子育てにあてている時間は4時間、お父さんはなんと18分です。

これではお父さんの姿を子どもに示すことはできませんよね。

この状況で子どもの心を豊かに育てるにはどうしたらいいでしょう?

☆講師紹介

早稲田大学卒業後、中学、高校教師、東京大学講師としてユニークで独創的な教育実践をする。現在臨床教育研究所「虹」所長。“子育てと教育は愛とロマン”“学校は安心と失敗の成長砦”が信条。

(番組で紹介した本) 「お父さんが叱れない」  (佼成出版社 1,400円+税)

◆テレビ静岡1月26日放送◆