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65歳以上の方がいる家庭を高齢者世帯と定義すると、そのうち4割から過半数が独り暮しと老夫婦世帯となっています。
私はぎりぎりまでは自分の家で暮らすでしょうが、ゆくゆくは施設のお世話になるのだと思います。
でも絶対の条件があります。それは“個室”であることです。
最近出された建築家らの報告によると、これまで言われていた交流神話(お年寄りは寂しがる)、安全神話(なにかあったときに通報が早い)は間違っているそうです。
6人部屋の人たちは、窓際の人は窓を、廊下側の人は廊下を向いて寝るそうです。
一定期間と決められている入院であれば大部屋もいいと思うのですが、何年住むかわからないところでは、あらゆるプライバシーを分かち合うのは難しいと思うのです。
なかには、トイレも部屋にあり、衝立ひとつで仕切られているところもあるそうです。
生理的な自立ができないと、人は心に壁を作るしかないのです。
それぞれの方向を向いて寝る、ということは、人が尊厳を保つぎりぎりの姿だと思うのです。
大部屋を取り壊して個室にした養護ホームでは、入居者が嗅覚を取り戻したそうです。
また、入居者の事故の報告が同室者からあった、ということもほとんどないそうです。
みな無関心になろうとすることがぎりぎりのマナーだというのです。
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