|
私は、そのタイとの国境でたくさんの子どもたちに会いました。
子どもたちは、物乞いをしたり、荷物を運んだりしています。ワニちゃんは傘差しの仕事をしています。
タイから国境を渡ってカンボジアのカジノに遊びにくるタイ人たちに傘をさしてあげるんです。
朝5時に起きて4キロ離れた自宅から通い、国境の門が閉まる5時半ギリギリまでそこで仕事をします。
1日の稼ぎは30バーツ(約90円)ほど。それでも家の中の大切な稼ぎ手なんです。
私達は、彼女がどんな家に住んでいるかついていきました。
草がボーボーに生えた荒地の中に彼女の家はありました。
家に帰って母親に今日の稼ぎを渡すと、すぐに次の仕事をします。弟たちの面倒を見るんです。
あやしたり、家事をしたり。疲れきっているのに、電気のない真っ暗な中で一生懸命仕事をします。
あまりにかわいそうなので、ワニちゃんに聞いてみました。
すると、ワニちゃんは幸せだと言うんです。
隣の家の友達は、貧しさのあまり親は子どもを売ってしまったんです。
だからワニちゃんはとても幸せだというんです。自分の家族と一緒に住めるから。
|