| 水泳を習わせたり、空手をやらせたり、ブランドの服を着せたり、高級レストランで食事をさせたり。しかし、毎日そういうわけではありません。時には友達と居酒屋に行って、焼き鳥片手にビールを飲むことができるような、そんな両刀使いの女性になってほしいと思うんです。
そんなことを言うと、「そんなの理想よ。芸能人はいいわね。」と思われるかもしれません。
でも、僕を見てください。僕は、芸能界の華やかさとは縁のない世界で育ってきました。
僕の両親が東北から東京に出てきて、いざ頑張るぞという時に父親の会社は倒産。
苦しいスタートで始まりました。父の新しい会社はすぐ見つからず、母親が内職やパートで僕を育ててくれました。今の僕があるのは母のおかげだと感謝しています。
「佐藤っていつも同じ洋服着てる」とからかわれたり、学校では下を向いて授業を受けたりした毎日でした。ただ、スポーツをやっている時というのはお金持ちも貧乏も、頭いいも悪いも関係ない。スポーツをやっている時っていうのは、誰よりも大きい声でプレイをする、うまいやつがヒーローなんです。これが僕と野球との出会いでした。
野球をやっている時は、僕はヒーローになれましたね。誰も僕の投げる球を打てないんだから。
どんなピッチャーからでも僕は打っちゃうんだから。
ところが、試合が終わってお弁当の時間になると、僕はヒーローから一転して小さくなってしまうんです。
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